2014.09.08 Monday
酸素じゃなくて、違うものが切れました。
更新をサボってたここ一ヶ月ほどの間にも、いろんなJCの事業がありましたが、今回は、先日、プライベートで参加した「四国のてっぺん酸欠マラソン」について書きます。
さて、マラソンのシーズンといえば冬。ま、夏は暑くて死んじゃうのでオフシーズンなわけです。
そんな中、高知県いの町っていう、石鎚山の裏側の四国アルプスど真ん中で、ちょっと下界より涼しいことを生かして、「四国のてっぺん酸欠マラソン」が開催されましたので、今シーズンの走り初めにと参加してきました。
ガイドによると、こんな所走るらしい。ホント、四国のてっぺんだわ。
絶景を期待してついた所、現地は
体が湿るほどの強烈な霧で。
てっぺんつうか、天国? という感じ。
さて、今回のレース、少し前にランニングウォッチをちょっと贅沢して買った手前もあって、始めてタイムを気にして走ろうかと目論んでました。
今までは、どのレースも基本完走が目標でしたので。
と、嬉しがって心拍計つけて走ってたら、二日前の夜、足首のやつ、捻って「ゴキ」っていいやがりまして。
直前なんで軽く流してたんですが、「これはヤバイのでは?」と考えれば考えるほど心拍計は上がるね。
凄いねハートレートセンサー。
そんなこともあって、今回は自家用看護師も夜勤明けに引き連れて御一緒してくださいました。
足の方はというと、二日ほどあんまり仕事せずに安静にしてた結果、まだ腫れてはいますが、まっすぐ動かす分には痛みはありません。
痛み止め飲んだら、完走まではいけそうです。
そんなこんなでスタートの時間に。参加者は200人ほど。少なそうですが、このスタート地点の宿泊施設から前後車で一時間ほどは、何の建物もない秘境なため、これでも駐車場は満車でした。
スタートまで待ってる間、すげー気になったんですけど、写真の横断幕、前後逆ですよね。。。?
なんて考えてたら、急にスタート。カウントダウンとかありません。どこからか狙撃でもされたかのようです。
さてさて、このレースはハーフマラソンなわけですが、想像通り、とても起伏の激しいコースでして。
いきなり4km、ごっつ登り道。
大会パンフに「キツイのぼりです。ガンバって」って書いてあるし、明らかに確信犯です。
走らせる方も、走る方もマゾですよ。
ま、私もそんな中の一人なわけですが。
そんなキツイ登りを、酸素が薄いせいなのか、ただの息切れかわからない苦しさの中、やっと登り切りまして、念願の下り道に差し掛かりました。
そうですよ。人生登ったら下りもあるのです。
そこで、ふと気がついたのですが、どうもあんまり足が痛くない。痛み止めが効いてるのか、酸欠によるなんかの副作用か、早めのランナーズハイなのかわかりませんが、どうも平気なのです。
下り道に差し掛かったこともありまして、いっちょ、ここからやっちゃるかと、シフトを入れ替えました。
周りはというと、霧はさっぱり晴れず、道には観客も応援もなく、人数も少ないので前後にもランナーがいないという、玄人向けのハード設定ですが、心折れることなく、折り返し地点に。
やっぱり、こう、気がつかないうちに気が緩んだのかな?ここで、まさかの、
腹が、
腹が、へりまして。
グーグー鳴るんです。
「燃料切れ」って、ランプはつかないんですが、警告音が鳴り止まないんです。
よく考えたら5時起きで、流して走るつもりだったんで、今日はおにぎり二つ食べただけです。
そりゃ、もう11時だもんなぁ。腹も減るよなあ。
体って正直なもんで、腹が鳴りだした途端、体重が重くて重くて。しんどいというよりも、急に体重が増えた感じ。
鳥津先輩の言う、カーボローディングって大切なんですね。
それでも走るしか無い。つうか、折り返しなんで走らないと帰れないし。
で、来る時はゆるい下りで楽しかった同じ道が、緩い登りといういやらしいコースに変わって待ち構えるのです。
ちなみに、レース中は基本、気が紛れるのでスマホでラジオ番組「伊集院光の深夜の馬鹿力」を聞きながら走ってます。(たまに面白くて笑ったりもします)
ランニングアプリも起動してますし、iphone純正イヤホンなので、マイクもついてるわけです。
だから、よく考えたらあり得ることなんですが、想定してなかったんですよね。
6km緩い登りが続く後半の一番キツイ所で、腹に続いて鳴るんです。
電話が。
スマホ本体はベルトポシェットの中なので操作できません。保留の仕方もわかんないし、番号も見れない中、イヤホンのボタンで電話を受けるしか無いんです。
「もしもし」
「菊池繁人さんの携帯でしょうか?
私、日本青年会議所と申しますが」
まさかの日本JCの次年度専務から。
どうも、俺、ブロック会長に当選したそうです(w
止まるわけにも行かないので、息も切れ切れ(当たり前です)で返事をし、ブロック会長会議の日程を確認しました。
その日、全国の次年度ブロ長に連絡が言ったはずだが、その中でも一番標高が高く、過酷な状況で電話を取った自信があります!!
とまぁ、JC的な話が出てきて良かったと思いながら、最後の下りに差し掛かりまして。
初めに登った分だけ、最後は猛烈な下りなわけです。
そんな中、前回のトレイルランでは時間がわかんなくて後悔しましたが、今回は腕時計にて時間がわかるんです。
それによると、タイム1時間40分で残り4km。
この下り道、20分で掛け抜けるしかあるまい!!
もうチョーダッシュ。これでもかってくらい。
あれ?俺、足首捻挫して無かったっけ?
結果、
悔いなし。
というこの記事を、次の日にブロ長会議へ向かう深夜バスの中で書いてます。
ランニングを始めてからの、気力体力の伸び具合には、我ながら少し感心します。
さて、マラソンのシーズンといえば冬。ま、夏は暑くて死んじゃうのでオフシーズンなわけです。
そんな中、高知県いの町っていう、石鎚山の裏側の四国アルプスど真ん中で、ちょっと下界より涼しいことを生かして、「四国のてっぺん酸欠マラソン」が開催されましたので、今シーズンの走り初めにと参加してきました。
ガイドによると、こんな所走るらしい。ホント、四国のてっぺんだわ。
絶景を期待してついた所、現地は
体が湿るほどの強烈な霧で。
てっぺんつうか、天国? という感じ。
さて、今回のレース、少し前にランニングウォッチをちょっと贅沢して買った手前もあって、始めてタイムを気にして走ろうかと目論んでました。
今までは、どのレースも基本完走が目標でしたので。
と、嬉しがって心拍計つけて走ってたら、二日前の夜、足首のやつ、捻って「ゴキ」っていいやがりまして。
直前なんで軽く流してたんですが、「これはヤバイのでは?」と考えれば考えるほど心拍計は上がるね。
凄いねハートレートセンサー。
そんなこともあって、今回は自家用看護師も夜勤明けに
足の方はというと、二日ほどあんまり仕事せずに安静にしてた結果、まだ腫れてはいますが、まっすぐ動かす分には痛みはありません。
痛み止め飲んだら、完走まではいけそうです。
そんなこんなでスタートの時間に。参加者は200人ほど。少なそうですが、このスタート地点の宿泊施設から前後車で一時間ほどは、何の建物もない秘境なため、これでも駐車場は満車でした。
スタートまで待ってる間、すげー気になったんですけど、写真の横断幕、前後逆ですよね。。。?
なんて考えてたら、急にスタート。カウントダウンとかありません。どこからか狙撃でもされたかのようです。
さてさて、このレースはハーフマラソンなわけですが、想像通り、とても起伏の激しいコースでして。
いきなり4km、ごっつ登り道。
大会パンフに「キツイのぼりです。ガンバって」って書いてあるし、明らかに確信犯です。
走らせる方も、走る方もマゾですよ。
ま、私もそんな中の一人なわけですが。
そんなキツイ登りを、酸素が薄いせいなのか、ただの息切れかわからない苦しさの中、やっと登り切りまして、念願の下り道に差し掛かりました。
そうですよ。人生登ったら下りもあるのです。
そこで、ふと気がついたのですが、どうもあんまり足が痛くない。痛み止めが効いてるのか、酸欠によるなんかの副作用か、早めのランナーズハイなのかわかりませんが、どうも平気なのです。
下り道に差し掛かったこともありまして、いっちょ、ここからやっちゃるかと、シフトを入れ替えました。
周りはというと、霧はさっぱり晴れず、道には観客も応援もなく、人数も少ないので前後にもランナーがいないという、玄人向けのハード設定ですが、心折れることなく、折り返し地点に。
やっぱり、こう、気がつかないうちに気が緩んだのかな?ここで、まさかの、
腹が、
腹が、へりまして。
グーグー鳴るんです。
「燃料切れ」って、ランプはつかないんですが、警告音が鳴り止まないんです。
よく考えたら5時起きで、流して走るつもりだったんで、今日はおにぎり二つ食べただけです。
そりゃ、もう11時だもんなぁ。腹も減るよなあ。
体って正直なもんで、腹が鳴りだした途端、体重が重くて重くて。しんどいというよりも、急に体重が増えた感じ。
鳥津先輩の言う、カーボローディングって大切なんですね。
それでも走るしか無い。つうか、折り返しなんで走らないと帰れないし。
で、来る時はゆるい下りで楽しかった同じ道が、緩い登りといういやらしいコースに変わって待ち構えるのです。
ちなみに、レース中は基本、気が紛れるのでスマホでラジオ番組「伊集院光の深夜の馬鹿力」を聞きながら走ってます。(たまに面白くて笑ったりもします)
ランニングアプリも起動してますし、iphone純正イヤホンなので、マイクもついてるわけです。
だから、よく考えたらあり得ることなんですが、想定してなかったんですよね。
6km緩い登りが続く後半の一番キツイ所で、腹に続いて鳴るんです。
電話が。
スマホ本体はベルトポシェットの中なので操作できません。保留の仕方もわかんないし、番号も見れない中、イヤホンのボタンで電話を受けるしか無いんです。
「もしもし」
「菊池繁人さんの携帯でしょうか?
私、日本青年会議所と申しますが」
まさかの日本JCの次年度専務から。
どうも、俺、ブロック会長に当選したそうです(w
止まるわけにも行かないので、息も切れ切れ(当たり前です)で返事をし、ブロック会長会議の日程を確認しました。
その日、全国の次年度ブロ長に連絡が言ったはずだが、その中でも一番標高が高く、過酷な状況で電話を取った自信があります!!
とまぁ、JC的な話が出てきて良かったと思いながら、最後の下りに差し掛かりまして。
初めに登った分だけ、最後は猛烈な下りなわけです。
そんな中、前回のトレイルランでは時間がわかんなくて後悔しましたが、今回は腕時計にて時間がわかるんです。
それによると、タイム1時間40分で残り4km。
この下り道、20分で掛け抜けるしかあるまい!!
もうチョーダッシュ。これでもかってくらい。
あれ?俺、足首捻挫して無かったっけ?
結果、
悔いなし。
というこの記事を、次の日にブロ長会議へ向かう深夜バスの中で書いてます。
ランニングを始めてからの、気力体力の伸び具合には、我ながら少し感心します。